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ローマ教皇広島訪問 ~訪問当時の様子を時系列で~

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11月24日の日曜日、広島市内はいつもと違う日曜日を迎えました。報道等でご存知の通り、ローマ教皇フランシスコが23日から日本を訪れ、24日は原爆被爆地である長崎と広島を訪問するためです。ローマ教皇の訪問は、1981年以来38年ぶりということもあり、広島の多くの方が関心を寄せていました。

  

 

 

 

 

午後から大規模な交通規制

ローマ教皇平和公園にて「平和のためのつどい」に出席しスピーチを行う関係で、周辺では大規模な交通規制が行われました。13時から、平和公園敷地内に入ることはできず、平和資料館も中に入ることが禁止されました。

 

18時になると、平和公園周辺の道路は、車も通れない状態に。

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広島市のHPより 周辺部の交通規制一覧

青色で示した部分が、車の通行ができない道路となっています。 

 

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元安橋の警備の様子

 

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通行不可の立看板

警備員も道路の至るところに配置されていて、物々しい雰囲気に包まれていました。

 

 

 

ローマ教皇 平和公園

18時過ぎると、平和公園周辺が慌ただしくなりました。上空にはヘリコプターが飛び回る音がしたり、平和公園近くの川周辺には多くの見物客が集まり始めました。

 

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沿道から見守る方々

 

ローマ教皇を乗せた車が18時30分ごろに平和大通りを通過し、平和公園敷地内に入りました。

 

予定より20分ほど遅れて、「平和のためのつどい」が始まりました。

19時03分ごろには、原爆によって亡くなった方々へ、1分間黙祷が行われました。

19時05分ごろから、被爆者代表のあいさつがあり、19時13分ごろから、いよいよローマ教皇によるスピーチが始まりました。

 

ローマ教皇のスピーチ全文は、こちらのサイトからご覧になれます。

www3.nhk.or.jpより引用

 

沿道の様子ですが、その日は広島県の放送局が、ローマ教皇のスピーチの様子をインターネット中継をしていたため、スマホでスピーチの様子を見て聴いていました。

 

ローマ教皇のスピーチはおよそ12分間行われ、スピーチ終了後には、沿道にいた一部の方から拍手が起こりました。あらためて、広島という土地は、反戦意識・平和に対する思いが非常に強いことが見て取れました。

 

翌日に知ったのですが、スピーチ終了後は、湯崎英彦広島県知事と松井一実広島市長から、記念品がローマ教皇に贈呈したとのこと。そして車に乗り、平和公園を後にしました。

 

 

つどい終了後の平和公園

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つどい終了後、多くの祈る姿が

ローマ教皇が去って数分して、周辺部の交通規制が解除され、車も歩行者も通れるように。あっという間に、いつも通りの光景に戻りました。

 

また、この日だけ特別に、平和資料館を20時~22時まで開館する措置が取られました。

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平和資料館に入る方々も多くいました

こうして広島は、夜遅くまで平和と核廃絶への祈りを捧げる一日となりました。直接ローマ教皇にお目にかかることができませんでしたが、平和に対する思い持っている方々と一緒になって、その場の雰囲気だけでも味わえて、とてもいい時間を過ごすことができました!